【嶺南】来春採用予定は増加傾向 敦賀で就職問題懇
敦賀市の企業人事担当者らが来春の採用計画などを話し合う就職問題懇談会が25日、市内で開かれた。採用に意欲的な企業が増え、就職を希望する高校生には明るい見通しとなっている。 (池上浩幸)
懇談会には製造業、電力、建設業、サービス業などの17社の担当者をはじめ、敦賀短大、敦賀、敦賀工業、美方、敦賀気比の4高校の進路指導担当者が出席し、意見交換した。
この中で、敦賀商工会議所が今月実施した調査結果が報告され、67社が来年3月に卒業する新卒者を採用するとしている。採用予定の合計は287人で、高校生や大学生を中心に採用予定を増やす傾向にあるという。
敦賀公共職業安定所によると、管内の来春の高校卒業予定者のうち、就職希望者は265人。生産・労務、事務、サービスの人気が高い。
今年3月に高校を卒業した新卒者の就職数も報告された。就職者は206人で、地元には148人が就職した。市内の産業団地にプラスチック成型会社が進出したこともあって、地元就職を後押しした。
地元での就職を増やすための懇談会など、地方自治体の努力が実ることを願います。